基本情報

多民族国家 カメルーンにはそれぞれ言語の異なる240もの民族が存在します。それらの民族はバンツー系、セミ・バンツー系、スーダン系住民と大きく3つに分別できます。
代表的な民族は以下のとおりです。
バンツー系:ベティ族、バサ族、バクンドュ族、マカ族、ドゥアラ族、ピグミー族セミ・バンツー系:バミレケ族、グバヤ族、バムン族、ティカル族
スーダン系:フルベ族、マファ族、トゥプリ族、アラブ‐ショア族、ブンダン族、マサ族、ムスグム族
言語 公用語はフランス語と英語で、それぞれ人口の70%と30%によって話されています。また都市ではスペイン語とドイツ語を話す人も多くいます。
宗教 カメルーンは政教分離の国です。
カメルーンの主な宗教はキリスト教とイスラム教です。またアニミズム(霊魂崇拝)の信仰を実践している住民も多くいます。
祝祭日 宗教上の祭日:
聖金曜日、復活祭、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、聖母被昇天祭、クリスマス、ラマダン明け祭、羊祭
法定祝祭日:
元旦、青少年の日(2月11日)、メーデー(5月1日)、建国記念日(5月20日)
観光 カメルーン北部で盛んなスポーツ狩猟が11月から5月の期間に制限されている以外は、一年を通して観光シーズンです。観光客は通年カメルーンを訪れることが出来ます。
気候と気象 快適な季節とそうでない季節
11月から4月までは乾季です。
最低気温と最高気温:1月の最低気温は23℃、最高気温は31℃、7月の最低気温は21℃、最高気温は35℃
国別コード CM
パリとの時差 夏季1時間、冬季時差なし

地理/行政区画

カメルーン共和国はアフリカ中部、ギニア湾に面した国です。

北はチャド共和国、東は中央アフリカ共和国、南はコンゴ共和国、ガボン共和国、赤道ギニア共和国、西はナイジェリア連邦共和国に隣接します。
カメルーンの国土面積は 475,442平方キロメートル、日本の約1.3倍の広さにあたります。

カメルーンには複数の大都市があり、そのうち政治の中心地である首都ヤウンデは人口百万人以上、経済の中心地であるドゥアラは人口2百万人以上です。
続いてガルア、バフサム、マルア、バメンダ等といった都市があります。


アダマワ州 ADAMAWA
中心都市 ンガウンデレ(Ngaoundéré)
人 口 681,362人
面 積 63,701平方キロメートル
県の数 5県
人口密度 10.7人/平方キロメートル
都市

ンガウンデレ Ngaoundéré
イスラム系の人が多く住む町です。ンガウンデレの意味は“へその山”を意味します。トランスカメルーン(列車の)終着駅であり、諸々の高速道路が交差する交通の拠点となっています。

観光

カメルーンの水源地であるこの地方はとりわけ火口湖、飼蓄農場、温泉や鉱泉、動物保護区、そして洞窟が多く見られる地域です。
族長支配地(ラミダ)や今日なお封建社会を維持している部族もあります。


中央州 CENTRE
中心都市 ヤウンデ(Yaoundé)
人 口 2,272,259人
面 積 68,953平方キロメートル
県の数 10県
人口密度 32.96人/平方キロメートル
都市

yaoundeヤウンデ Yaoundé
ヤウンデはカメルーン第2の都市で、文化、特に政治の中心地であり、カメルーンの首都です。19世紀後半ドイツ統治時代に築かれました。7つの丘に囲まれ、その丘の1角には5つ星の最高級ホテル「モン・フェベ」を始めとしてビジネス、観光客向けの宿泊施設が整っています。3つの大きな大学もあります。

観光

政治の中心地である首都を擁するこの州では、さまざまな形の観光が楽しめます。
その一例として:

  • この州に非常に多い自然景観を訪れることができます。アコク・ベコエの洞窟もそのひとつです。
  • 植民地時代の歴史的建築物や名残を見学することができます。首都の先住民族、エウォンド族の初代指導者であったシャルル・アタンガナの銅像もそのひとつです。
  • オトトモ(ングム)森林保護区を見学することができます。

東部州 EAST
中心都市 ベルトゥア(Bertoua)
人 口 711,651人
面 積 109,002平方キロメートル
県の数 4県
人口密度 6.53人/平方キロメートル
観光

この州に広がる広大な森林を自由自在に巡り歩くことが出来ます。ピグミー族の野営地やジャー保護区を見学し、この広大な州の主な2つの民族であるグバヤ族とマカ族の文化を肌で感じることが出来ます。



極北州 FAR NORTH
中心都市 マルア(Maroua)
人 口 2,553,389人
面 積 34,263平方キロメートル
県の数 6県
人口密度 74.52人/平方キロメートル
都市

マルア Maroua
刺繍、織物、皮や銅製の彫刻、陶芸などの伝統工芸で有名な都市です。西アフリカで一番人気の高い170,000ヘクタールのワザ国立公園はマルアから10kmのところにあります。

観光

ここではさまざまな楽しみが観光客を待ち受けています。狩猟、広大な族長支配地、カプシキ族が暮らす月面を思わせるような風景、洞窟、カバが多く生息する湖、手工業センター、またはファンタジアと呼ばれるアラビア騎兵による騎芸。この州には以下の国立公園があります。

  • クセリ近郊のカラマルエ国立公園
  • ワザに隣接するワザ国立公園
  • コザのモゾゴ・ゴコロ国立公園

沿岸州 LITTORAL
中心都市 ドゥアラ(Douala)
人 口 1,861,463人
面 積 20,248平方キロメートル
県の数 4県
人口密度 91.93人/平方キロメートル
都市

doualaドゥアラ Douala
国際空港と大きな港を持つ、カメルーンの表玄関であるドゥアラはカメルーンで一番大きな都市であり、産業・商業の中心地となっています。ホテル、大学、銀行、ショッピングセンター等の近代的な建物により古い家は少なくなりましたが、ドゥアラの歴史的建造物は残されています。ヨーロッパの高級ブランドやアジア電気製品、ローカル商品のショッピングも楽しめます。

観光

サワ族(水との深いつながりを持つこの地方の先住民族の総称)の盛大な伝統祭「ンゴンド」文化の地方です。海水浴を楽しむ観光客にはもってこいの地方でもあります。
中心都市であるドゥアラはカメルーンを訪れる観光客の活動拠点であり、歴史的建築物の密集地でもす。エコム・カムの滝やオッサ湖などと言ったこの地方の自然の景勝地以外にカメルーン有数の大規模プランテーションも見学することができます。


北部州 NORTH
中心都市 ガルア(Garoua)
人 口 1,145,038人
面 積 6,090平方キロメートル
県の数 4県
人口密度 17.33人/平方キロメートル
都市

ガルア Garoua
ガルア国際空港により北部カメルーンの観光の中心地となっています。

観光

この地方を訪れる観光客は多彩な観光名物・名所に出会えます。国立公園、伝統的な族長支配地、ベヌエ川とラグド・ダムの人口湖、狩猟地帯、ファンタジアと呼ばれるアラビア騎兵による騎芸、伝統儀式、遺跡発掘地(恐竜の足跡)等さまざまです。この州には以下の国立公園があります。

  • ベヌエ国立公園
  • ブバンジダ国立公園
  • ファロ国立公園

北西州 NORTH-WEST
中心都市 バメンダ(Bamenda)
人 口 1,702,559人
面 積 17,300平方キロメートル
県の数 7県
人口密度 98.41人/平方キロメートル
都市

bamendaバメンダ Bamenda
カメルーンで一番大きな英語圏の都市です。急激に商業化した町であり、レベルの高い職人が多いところでもあります。

観光

西部州の山岳地帯がこの州にも広がっています。自然景観、緑豊かな景色、族長支配地、滝、そして手工芸品に富んだこの地方はカメルーン有数の観光地です。


西部州 WEST
中心都市 バフサム(Bafoussam)
人 口 1,843,518人
面 積 13,892平方キロメートル
県の数 8県
人口密度 132.7人/平方キロメートル
都市

bafoussamバフサム Bafoussam
農業的に恵まれた大きな商業都市。この地域の人々は伝統を守りつつ、現代的な生活に適応しています。

観光

山岳地帯であるこの州には巨大な滝、バミレケ族の族長支配地、そして火山湖が見られます。死者を埋葬する習慣が伝わるカメルーンの地方のひとつであり(11月から2月の間、死者の礼拝の際にカーニバルが開かれる)ングオン(11月‐12月、バヌム族が集結する際に開かれる祭典)が伝わる地方です。


南部州 SOUTH
中心都市 エボロワ(Ébolowa)
人 口 514,336人
面 積 47,191平方キロメートル
県の数 4県
人口密度 10.9人/平方キロメートル
都市

kiribiクリビ Kiribi
カメールーンのコートダジュールと呼ばれています。ドイツ統治下で作られた小さな港町です。比較的乾燥しており、リゾート地としても有名で、観光客も増えてきています。

観光

密林と自然のままの島々が見られる地帯です。また金色に輝く砂浜とロベ川の滝沿いの散歩道は、訪れた人々をうっとりさせる海辺の安らぎの場です。


南西州 SOUTH-WEST
中心都市 ブエア(Buea)
人 口 1,153,125人
面 積 25,410平方キロメートル
県の数 6県
人口密度 45.38人/平方キロメートル
都市

limbeリンベ Limbe
以前はヴィクトリアと呼ばれていました。1858年にイギリス人の神父によって作られた町です。ビーチに恵まれ、カメルーン山の近くにあり黒い砂の海岸が続きます。

観光

国の最高峰、カメルーン山があるこの州は大西洋に開かれているため、海水浴にも適した地方です。この地方のさまざまな観光地や物産品以外にも、エコツーリズムの発展も目覚ましく、コルプ国立公園はアフリカでも最も保全の行き届いた多雨林のひとつです。


政治/国家制度

国名 カメルーン共和国
国の標語 平和—労働—祖国
大統領 ポール・ビヤ(Paul BIYA)、国家元首である共和国大統領は直接普通選挙で選出され、任期は7年、再任可能で。1982年11月6日以降、ポール・ビヤ閣下が共和国大統領を務めています。
首相 エフライム・イノニ(Ephraim Inoni)
上院議長 未定
国民議会議長 ジブリル・カヴァイエ・イエギエ(Djibril Cavaye Yeguie)
最高裁判所長官 アレクシス・ディパンダ・ムエル(Alexis Dipanda Mouelle)
国家組織 カメルーンは政教分離を原則とし、地方分権化された社会民主的な統一国家です。
政治の三権 行政、立法、司法は分立しています。行政権は共和国大統領と政府、立法権は国民議会(180議席)と上院から成る二院制の議会が執行しますが、上院はまだ設置されていません。司法権については、最高裁判所、控訴院及び諸裁判所が執行します。
憲法院 法律の合憲性及び諸制度の順調な機能について監視します。
経済・社会諮問院 諮問機関の一つです。
行政機関及び
公共団体
10の州は52の県に分かれ、さらにこれらの県は郡及びコミューン(市町村)と都市圏共同体に細分されています。
政党 約200の政党が存在します。そのうち、ポール・ビヤ大統領のカメルーン人民民主連合(与党)、ニ・ジョン・フルー・ンディ氏(Ni John Fru Ndi)の社会民主戦線、オーギュスタン・フレデリック・コドック氏(Augustin Frédéric Kodock)のカメルーン国民連合、アダムー・ンダム・ンジョヤ氏(Adamou Ndam Njoya)のカメルーン民主連合、及びジャン・ジャック・エキンディ氏(Jean Jacques Ekindi)の革新運動の5政党が国民議会に議席を有します。