
背景
カメルーンの自然は豊かです。国内で食料自給を達成し、農産物を輸出して利益の高い交易を行うのに好ましい状況を作り出しています。カメルーンにとって農業部門は非常に重要で人口の60%が農業関係者であり、GDPの約42%を占めます。
この分野は1980年代に危機に苦しみました。政府はやむを得ず、資本投入と伝統的な輸出品の段階的な自由化からなるいくつかの改革を行いました。国営農業企業の民営化を行い、農家を経費の回収に関わらせるようにし、新しい協同組合を設置しました。その他の農業政策の主な構成要素は、農業分野での研究を広める活動を増やすことと、生産の多様化を勧めて輸出を奨励し、生産に大きな影響力を及ぼす機械化を進めることでした。
生産作物
カメルーン特産のコーヒー
生産物は多様性に富んでおり、食料作物と換金作物の両方が含まれます。カメルーンはカカオの生産量では世界第6位、コーヒーの生産量では世界第8位です。2002年/2003年における輸出を含む農業部門における総生産高は金額ベースでGDPのうち1450億CFAフランを占め、数量ベースでは総計99万6000トンに達しました。このうちカカオが12万8000トン、コーヒーが5万4000トン、ゴムが6万3000トン、パームヤシ油が23万2000トン、砂糖が8万8000トン、紅茶が4万4000トン、そしてバナナが25万4000トンでした。
食料作物については、飢餓に脅かされるアフリカ大陸において、カメルーンは食料を自給していることで知られています。2002年/2003年に生産された食料作物の総量は8400万トンに及びました。そのうち230万トンが料理用バナナ、290万トンがキャッサバ、128トンがジャガイモ、4100万トンがトマト、120万トンがココヤム(アメリカサトイモ)、58万トンがキビ・アワ・モロコシ、120万トンがトウモロコシでした。カメルーンではさまざまな果物が生産されています。このうちには、マンゴー、アボカド、オレンジ、パイナップルなどがあります。
投資の機会
カメルーンでは伝統的農業から近代的農業への移行により、当然のことながら生産技術の変化が必要とされ、その結果として新たなより適応した作業資材に対する需要が生じています。より効率を高め、国際競争に対処するべく新しい中小企業が形成されましたが、現地の現実に対応した農業機材を必要としています。この分野における投資は、現地の現実に配慮するために、機材を輸入しそれらを現地で製造または組み立てることによって現地の制約に適応させるという観点から、眺めることができるでしょう。
他方、急増する新たな収入をもたらす作物(果物、野菜、穀物そして特別な作物)とともに、肥料への需要が著しく増加しています。肥料の供給は、現在のところ年間40万6000トンで、実際の需要である150万トンを依然として大きく下回っています。農薬の利用も同様で、流通網がいまだに十分でないにもかかわらず増加しています。非常にわずかな地域産業が農薬とその使用のための装置を生産しています。さらに言えば、地域の市場にはスペアの部品がないのです。
種子について言えば、輸入種子は常に地域の農業気候の状況に合うわけではないことを述べておかねばなりません。このため現地で種を生産する選択肢が採用されています。従って絶好の投資機会を提供しているように思われます。
カメルーンの農業の近代化はすでに活動的な農業産業を一層強化しており、このためさらなる投資が必要とされています。
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